『チェリーパイ』冷凍チェリー使用で簡単に作るあっさりパイ!≪バター無し≫

おやつ
スポンサーリンク

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

冷凍チェリーを使って『チェリーパイ』を焼きました。

フレッシュのチェリーだと、種を取る工程があるのでなかなか手間がかかるのですが、冷凍チェリーは種がすでに除いてあるので手軽に作ることができます。

私はバターを消化しにくい体質の為、折り込みパイではなく練り込みタイプでバター不使用のレシピで作っています。

バターを植物油に代えるだけだと風味が物足りない感じがするので、全粒粉アーモンドプードルを加えて、少し香ばしさが出るようにしました。

バターを使わないことで、生地作りの時に温度も気にせず作れるので、ズボラな私でも作りやすいレシピになりました。

この記事では『チェリーパイ』の思い出と作り方について紹介していきます。

チェリーパイの思い出

チェリーパイ』というのは世代的にどうしてもアメリカのドラマ、ツインピークスの印象が強く、インパクトがそれなりに強いお菓子でした。

ただ、子供の頃から油脂、乳脂肪が消化しにくい体質の為、ほとんどの洋菓子を食べずに生きていたので興味深くはあるものの、一生食べることはないんだろうなと思っていました💦

そんな私ですが、30歳の時にイギリスで初めて『チェリーパイ』を食べることになりました。

イギリスのホームステイ先のホストマザーが作る、ホットカスタードをかけたクランブルなどを食べられるようになっていた頃で、彼女たちが食べられるものなら食べられるかなと思い始めていた頃だったと思います。

確かテスコというイギリスのスーパーで買ってきたホールのタイプで、パイと呼ばれていましたが、いわゆるサクサクの層になったタイプの生地ではなく、クッキー生地のようなもので覆われ、上にはグラニュー糖がかけられた見るからに甘そうな物でした

切り分けたチェリーがたっぷりのパイに、ホットカスタードをたっぷりかけられたものをいただきましたが、チェリーの爽やかさを感じることができました。

多分、洋菓子特有の脂肪分は私にとって重いものだったとは思うのですが、イギリスの市販のお菓子はびっくりするほど甘いので油っぽさみたいなものを感じる前に、甘さが勝ってしまい、なぜか食べることができたのだと思っています。

帰国して随分経ってから、ふと『チェリーパイ』が食べたくなりました。

今回のレシピは甘さひかえめだけど食べ進められるものを何とか作れないかと、試行錯誤したレシピです。

お皿に置いたチェリーパイ

チェリーパイの材料と作り方

チェリーパイ』の材料や使用した道具などと、作り方をそれぞれ順番に紹介していきたいと思います。

チェリーパイの材料

チェリーパイ』の材料は以下の通りです。

材料

【フィリング】

  • 冷凍チェリー 300g(150g×2袋)
  • てんさい糖  大さじ2(お好きな種類の砂糖で構いません。)
  • 水      20㎖
  • コンスターチ 大さじ1と1/2
  • 塩      2つまみ
  • シナモンパウダー   5振りほど


【パイ生地】

  • 薄力粉    130g 
  • 全粒粉    70g
  • アーモンドプードル 15g
  • てんさい糖  大さじ1と1/2 (お好きな種類の砂糖で構いません。)
  • 塩       小さじ1/4強
  • 製菓用太白胡麻油    大さじ3と2/3(大さじ4弱)(サラダ油等でも大丈夫です。)
  • 水      60~65㎖
  • 打ち粉用薄力粉  適量

下記の写真がフィリングの材料です。

一番近くのスーパーに運よく冷凍チェリーが売られているので、すぐ手に入り助かっています。

砂糖はてんさい糖を使いましたが、上白糖でもキビ砂糖でも、お好きなものを使ってください。

いろいろなお砂糖が揃っています。【cotta】

塩は少量なのであらかじめ用意はしていません。

フィリングの材料
左から冷凍チェリー2袋、シナモンパウダー、右上がコーンスターチ、右下がてんさい糖です。

下記の写真はパイ生地の材料ですが、水は一緒に撮り忘れました💦

パイ生地の材料
左上から太白胡麻油、全粒粉、アーモンドプードル。左下から薄力粉、てんさい糖、塩

植物油ですが、サラダ油でも大丈夫ですが、私はコッタ製菓用太白胡麻油を使っています。

興味本位で一度頼んでからはずっとリピートしています。

クセがなくさらっとしていて、使いやすいです

バターよりは軽いとはいえ、油にも強くはないので植物油の使用量も極力抑えたいと思っていたのですが、さらっとしているので混ぜやすく、サラダ油に比べて少ない量でもお菓子の仕上がりがいいように思います。

抗酸化物質ゴマグリナンが含まれていて酸化劣敗しにくいということなのでお菓子作りは時々するぐらいの私ですが、700gのタイプをリピート買いしています。

200gと1650gのタイプもあるのでちょっと試してみたいという方にも、たくさんお菓子作りをしたいという方にも応えられるラインナップです。

cottaの製菓用太白胡麻油はこちら!
cottaの製菓用太白胡麻油

今回は16㎝のパイ型を使います。

パイが外れやすいように薄く油を塗っておきます。

油を塗ったパイ型

また、生地をのばす際にはコッタパンこねマットを使っています。

シリコン製で畳んだり、丸めたりが自在なので収納もしやすいです

ボードタイプにも憧れはあるのですが、キッチンが広いわけでもないのでこちらを買ってよかったなと思っています。

ただ、名前がパンこねなのですがパンはまだ作っていません💦

今はパイビスケットクッキー類などを作るときに活用しています。

いつかパンも作ってみたいものです。

cottaの製菓用マット
cottaパンこねマットはこちら

チェリーパイの作り方

チェリーパイ』はまず最初にフィリングを作り、次にパイ生地を作ります。

その後、形成して焼くという工程で作ります。

チェリーパイのフィリングを作る

まずフィリングから作ります。

鍋に冷凍チェリーを入れます。

今回は材料の写真を撮ってから入れたのですが、フィリングパイに入れる前に冷ますので、早めに調理するために、いつもはパイ生地の材料の計量前に袋から出しています。

鍋に入れた冷凍チェリー

てんさい糖をかけて少し置いておきます。

少し溶けかかると水分が出やすいのですが、時間がない場合はそのまま次の工程に進んでも大丈夫です。

チェリーの鍋に砂糖を入れる

水を加えて火にかけます。

沸騰したら火を弱め、時折軽く混ぜながら煮ます

全体に火が通り、写真のように水分が出てきたら火を止めて冷ましておきます。

冷ましている間に他の材料の計量などをすると時間を無駄にしない気がするので、いつもはこのタイミングで材料の計量をしたりしています。

火にかけたチェリー

少し深さのある容器に入れたコーンスターチに塩を2つまみ加えます。

親指、人差し指、中指の3本の指で軽く2つまみです

先程の鍋から粗熱が冷めた水分の部分を大さじ2ほど入れ、シナモンも振り入れます。

5振り入れていますが、そんなにシナモンが強く出る量ではないので、お好きな方は調整してください。

コンスターチと塩を入れたところに冷めた煮汁とシナモンを入れる

スプーンなどでだまにならないように混ぜます。

コンスターチと煮汁などをよく混ぜる

混ぜたものを鍋に戻し入れ、弱火で火にかけます

チェリーを潰さないようにゆっくり混ぜます。

コンスターチを混ぜたものを鍋に戻して混ぜる

透明感が出てきて、粘度が増してきたら火を止めて冷ましておきます。

火にかけ煮汁部分に透明感がでて、とろみがつくまで優しく混ぜる。

パイ生地を作る

薄力粉を入れたボウルに、全粒粉アーモンドプードルてんさい糖を入れ泡立て器でよく混ぜます。

オーブンの予熱に時間がかかるようでしたらこのタイミングで180℃に予熱しておくといいかもしれません。

薄力粉、全粒粉、てんさい糖、塩を入れて泡立て器でよく混ぜる。

製菓用太白胡麻油を加えます。

太白胡麻油を加える

指ですりつぶすように混ぜて全体に油をなじませます

細かいそぼろ状のような感じにします。

太白胡麻油以外の油を使ったり、気温が低くて油が全体になじみにくい場合は油を少しずつ増やすといいかもしれません。(小さじ1弱程度)

指ですりつぶすように混ぜ、油をいきわたらせる。

次に水を加えます。

材料に水は60~65㎖と書きましたが、こちらも粉類の状態で加減した方がよい場合もあるので、少なめに入れてみてまとまるようならそれでいいかなと思います。

こねすぎないように、まとめていくような意識で軽く押すようにひとまとめにします

水を加えひとまとめにしていく。

形成して焼く

ドレッジ、スケッパーなどで生地を2等分します。(マットの上なので包丁は使っていません💦)

先程時間がかかる場合はオーブンの予熱をと書いたのですが、うちはガスオーブンで予熱が速くできるので、このタイミングぐらいでも間に合います。

生地を二等分する

打ち粉をしたマットの上でめん棒で3㎜ぐらいの厚さにのばします。

丸くのばせるといいいのですが、はみ出た部分は後でカットするので、型より一回りは大きいサイズにのばせればいいと思います。

私はいまだかつて綺麗な丸にのばせたことはありません💦

3㎜ぐらいの厚さでパイ型より大きめに丸く伸ばす

キッチンが狭くて同じマットのうえですが、パイ型に生地を敷いていきます。

そこが浮かないように軽く押さえて広げます。

生地を型に載せる

フィリングを入れます。

フィリングを生地の上に載せる

残りの生地も同じように綿棒で伸ばし、フィリングのうえから被せます。

もう1枚生地を伸ばして重ねる。

余っている外側部分を型に沿ってカットします。

はみ出したパイ生地を包丁で切る

パイの真ん中に空気孔として切り目を入れます。

真ん中に空気穴になる十字を切る

パイの端の部分はフォークの背を押し付けてぴったりと綴じていきます。

生地の端をフォークで綴じる

オーブンの予熱(180℃)ができたら30分焼きます。

天板に載せたパイ

焼き上がりました。

パイとしてはできあがりです。

少しおいてからパイ型を外してください。

焼けたパイ

熱々が美味しいとは思いますが、あまり熱いと切った時にフィリングが流れてしまったり、何より火傷するかもしないので、扱える温度になってから切ってください。

生地はザクザクで固めでもあるのでもろいです。

割れやすいので私は少しずつ慎重に切っています。

断面(包丁で切りました💦)はこんな感じになります。

パイの切り口

私はいつもホットカスタードをかけて食べています。

香ばしいパイと甘酸っぱいチェリーの味に温かくて優しい甘さのカスタードの組み合わせがたまりません。

ホットカスタードイギリスバーズというブランドのインスタントのカスタードパウダーを使って手軽に作っています。

いつかそれについても紹介記事を書きたいとは思っているのですがなかなか書けていません。

アップルクランブルの記事の中で少し紹介しているので気になる方は読んでいただけたらと思います。

アップルクランブルの記事はこちらから

ホットカスタードをかけたチェリーパイ

そして、夫と子供にはバニラアイスを添えました。

夫はカスタードの時もありますが、子供はほぼ100%アイスクリームを選択しています。

アイスクリームを添えたチェリーパイ

私はミルクティーを、夫はコーヒーと一緒に食べることが多いです。

ツインピークスでそうだったようにコーヒーの方が合うのかもしれないのですが、やはり私は紅茶を合わせてしまっています。

コーヒーと紅茶とチェリーパイ

余ったパイ生地

パイ型から余った部分を切り落とした段階で、生地が余るのが確定します。

何だかもったいない気がして、私は同じぐらいの厚さにのばして適当に切ってパイと同じタイミングで焼いています。

クッキーのように型で抜くこともできるので、可愛らしい形にしてもいいです。(数回実践済み)

パイ生地の上に装飾してもいいんじゃと思いつつ、ズボラな私は切って焼くだけを繰り返しています💦

うちは天板が2枚あるのですが、1枚でもパイ型の周りに並べておけば焼けるのではと思います。

天板で焼い残りのパイ生地

歯ごたえのあるクラッカーのような感じになり、小腹が空いたときにのおやつになります。

甘さはあまり感じないので甘いものが食べたいときはジャムやマーマレードを載せて食べると美味しいです。

マーマレードを載せて食べるパイ生地を焼いたもの

まとめ

濃厚なチェリーの甘酸っぱさが味わえる『チェリーパイ』ですが、なかなか手間がかかるお菓子でもあります。

でも冷凍チェリーを使うと手軽に作ることができます。

後日食べるときは電子レンジで温めて食べるのですが、焼いた日の生地のバリバリ感とは異なり、柔らかくなります。

それもそれで美味しかったり、食べきれない分は一切れずつラップで包んで冷凍保存できるので、一度焼けば、何回かに分けて楽しむこともできます。

かなりあっさりしたパイ生地なのですが、私と似た体質の方や牛乳、卵のアレルギーがある方(カスタードやアイスは添えられないですが)でも洋菓子が食べたいと思われる方もいらっしゃると思うので、興味のある方はぜひ作ってみてください。

紅茶とチェリーパイ

コメント

タイトルとURLをコピーしました