2020年9月20日から1泊二日で箱根に旅行に行きました。
今回は往復共に箱根ロマンスカーのGSEを利用しました。
小田急ロマンスカーGSE
箱根には今まで5回ぐらい行ったことがあるのですが、いつも小田急のロマンスカーを利用してきました。
初めて行った時から20年以上が経ってしまったので、歴代のいろいろなタイプに乗ったように記憶しています。
とはいえ、乗り物に執着するタイプではないのでどんな種類に乗ったのか細かく覚えていません。
今回は往復ともにGSEを利用したので少し調べてみました。
GSEは2018年3月14日に営業運転を開始しました。
私が乗っている期間で見れば、このカラーのような車体の新型ロマンスカーはありませんでした。
『ローズバーミリオン』という色だそうです。
一世代前のデザインだなと思っていた LSEというロマンスカーがあったのですが同じような系統のオレンジ色でした。
このオレンジ色は『バーミリオンオレンジ』という色でロマンスカーの伝統色とされている色でした。
分かりにくいのですが、GSEの車体の側面にも帯があしらわれているようです。
LSEについて調べてみると、なんとGSEが登場した年に運用を終えていました。
私が箱根に行かなかった間に世代交代がされていたんですね。
ロマンスカーは90年代にそれまで主流だった前面展望の車体ではないタイプを導入しました。
2005年に営業開始のⅤSEは前面展望タイプでしたが、2008年に営業開始のMSEは東京メトロ千代田線に乗り入れタイプで、前面展望ではありませんでした。
私がよく利用していた頃は前面展望タイプはレトロなLSEか真っ白のⅤSEだったので、なんだかGSEに乗るのが不思議な気分です。
ハイブリットタイプにしか思えなくて。
人生長く生きていると、以前には全く考えもしなかったものに出会えたり体験できて面白いなと思います。
GSEって、”Graceful Super Express“の略のようです。
優雅な特急列車ということで、普段とは違う気分を味わいたいなと思いました。
料金
小田急ロマンスカーは小田急線の運賃に、特急料金を加算して乗ることができます。
新宿駅から箱根湯本駅までは特急料金が1110円で小田急線の運賃が1220円(ICカード1211円)で乗ることができます。
こども運賃はおとなの半額です。
新宿駅にて
ロマンスカーの発着ホームには『ロマンスカーカフェ』があります。
色はもちろんバーミリオンオレンジということで、かなり目立ちます。
オリジナルブレンドコーヒーを始め、様々な飲み物がいただけます。
またベーカリーもあり、スープもいただけるのでロマンスカーに乗る前に軽い食事を済ますことも可能です。
このカフェで何よりおすすめなのが写真右手の路線側の席に座ることです。
ロマンスカーがホームに入ってくる姿を見ながらお茶ができるなんてワクワクしますね。
またテイクアウトもできるので好きなパンを買ってロマンスカーでいただくのもいいですね。
この日私たちは10時発の「スーパーはこね7号」に乗る予定でしたが、早く着いて時間もあったので、フリーペーパーのコーナーを覗いてみました。
一際目を引いたのは『エヴァンゲリオン×箱根2020』のチラシでした。
私は物凄いファンというわけではないのですが、主人公たちが今どきの服装で箱根観光をしているのが面白いなと思いました。
でもプラグスーツの色味が反映されているように見えるのは、こだわりが感じられました。
ホーム半ばで駅弁を買ったりしているとGSEがやってきました。
外から見ても展望席の眺望の良さが容易に想像できます。
でも特等席は展望席の上の運転席なんじゃないかって思ったりもします。
一体どんな眺めなんでしょうか?
上り列車の乗客が下りた後、車内では清掃作業が行われた後に箱根行きの乗客が乗車します。
清掃作業の間には座席の向きを変える作業があるのですが、それが手動ではなく自動で行われていました。
びっくりして、ただ見入ってしまったので、帰る際に箱根湯本で動画を撮影しました。
乗車、そして出発
座席
GSEの座席はカラフルで、気分が上がります。
座り心地も硬くなく、いい感じです。
シート幅も広いので、かなりゆったり座ることができました。
座席背面にはフックが三つも付いていました。
いろいろな大きさのバッグがかけられそうですね。
複数かけることも可能です。
飲み物を置くところもありますし、その横には傘を立てられそうなループがあります。
短い脚であまり参考にならないかもしれませんが、座席の前後の間隔も余裕があります。
また座席の下の部分にも荷物が置けそうなスペースもあります。
ひじ掛けにはコンセントもあるのでとても便利でした。
ちなみにコンセントが付いているのはGSEのみだそうです。
テーブルはひじ掛けの中に収納されています。
コロンとしたかわいいフォルムのテーブルです。
ちなみに新宿駅で購入した『手まり寿司』を置くとこんな感じです。
列車内の様子
私たちが乗った1号車には入ってすぐに荷物置き場がありました。
GSEは7両編成ですが、4号車以外には荷物置き場が設置されています。
1号車と7号車は座席上の荷物棚が廃止されているためとてもスッキリしています。
座席はカラフルでも壁、天井は白くローズバーミリオンの車体の中だということを忘れます。
私の席は展望席ではありませんが、立ちあがると窓も大きいので1号車は丸ごと展望席なのではと錯覚しそうです。
2号車にある洗面台です。
新幹線の洗面台のようなスペースはありませんが、デザインで狭さがカバーされています。
デッキの様子です。
木目調の壁も落ち着いた感じで素敵です。
種類が豊富な車内販売
車内販売メニューを見てみました。
早速、エヴァンゲリオン関連メニューを発見!!
『紫いもと抹茶の初号機プリン』。
「初号機プリン」ってなかなかのインパクトです。
コーヒーにはロータスのカラメルビスケットが付いてくるようですね。
裏側も見てみましょう。
お弁当や、おつまみも売られていますが、ロマンスカーグッズに目が行きます。
今回は駅弁やお菓子、飲み物を買ってきていたので、子供が欲しがったコーラだけ注文しました。
310円でしたが、氷入りのカップが付いてきましたし、なんといってもアスカとGSEのコラボコースター付きです。
頼んだ息子は全く気にしていませんでしたが…。
2020年10月現在、コロナ対策の一環で車内販売は一部の列車でのみになっています。
またメニューも一部商品の取り扱いを中止しているようです。
利用を希望される場合は、HP等で乗車予定の列車について調べられれることをお勧めします。
箱根湯本に到着
車窓から『湯本富士屋ホテル』が見えてくると「いよいよ箱根に来たな。」と思います。
それにしても窓が大きいです。
GSEの窓は高さが1mもある連続窓なので近くによると全く窓枠が見えません。
『箱根湯本駅』に到着しました。
改めて、乗ってきた車両のお顔を拝見。
やっぱりかっこいいですね。
ホームにある売店です。赤色ですごく目立ちます。ロマンスカーグッズも売られていました。
新宿のカフェはオレンジでしたがこちらの赤は登山鉄道の赤なんでしょうか?
奥に見える登山鉄道の車体と同じ色に見えます。
まとめ
今回、小田急ロマンスカーに乗り、久々に箱根にやってきましたが、道中はあっという間でした。
私自身がGSEに初めて乗るワクワク感と、子供が初めての箱根に期待を膨らませていることとの相乗効果もあるのかもしれません。
都心から行ける温泉地は結構ありますが、箱根はとても近いのがやっぱり魅力的なポイントです。
そしてホームから出口の方を向くと、改札口に繋がる階段にシンジ君たちのイラストが大きくプリントされていました。
出迎えてくれたような気がして一泊二日の旅行が楽しくなりそうだなと思えました。
≪小田急電鉄・ロマンスカーHP≫
https://www.odakyu.jp/romancecar/
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