2020年9月20日に、箱根湯本にある『ホテルおかだ』に主人と息子と三人で一泊しました。
久しぶりの温泉でとても楽しみにしていたのですが、『ホテルおかだ』には大浴場、露天風呂だけでなく日帰り温泉施設、足湯まであるので温泉をたっぷり堪能できました。
箱根湯本から『ホテルおかだ』までの行き方とホテルの滞在をレビューします。
箱根湯本温泉郷巡回バス
箱根湯本にある旅館はもちろん徒歩や車で行かれる方もいらっしゃると思いますが、便利な箱根湯本温泉郷巡回バスというものが運行されています。
箱根湯本温泉郷巡回バスは箱根湯本駅の向かい側にある、「箱根登山バス湯本営業所」の前から出ています。
乗車運賃は1回100円(小学生以下無料)で、前払いです。
バスのコースは
- Aコース 滝通り行き
- Bコース 早雲通り行き
- Cコース 塔之沢通り行き
の3コースが用意されています。
今回、私たちが泊まる「ホテルおかだ」はAコースにあるので、Aコースのコーンのある場所でバスが来るのを待ちました。
このAコースのバスは時間帯にもよりますが、殆ど1時間に2本運行されています。
Bコースも同じような間隔で運行されていますが、Cコースは元々1日に運行される本数が少ないようです。
バスはオレンジ色なのでオレンジバスとも呼ばれているようです。
マイクロバスなので乗りたい人が多ければ乗り切れないこともあるかもしれません。
実際私たちが乗ったバスは立って乗る方も多く混み合っていました。
バスの時間ギリギリではなく余裕をもって待つ方がいいと思います。
ホテルおかだ
バスがホテルに到着すると私たち以外にも数組の方が宿泊客だったようで、バスを降りました。
コロナ対策として、すぐにフロントで手続きではなく、フロント近くにデスクが設けられていて、そちらで宿泊情報などを書き込み、終わった人からフロントに出向くという流れになっていました。
フロントでは宿泊情報を渡し、チェックインを行いました。
館内の情報を書いた紙をもらい、夕食と朝食の時間の予約を済ませました。
また、事前に子供用の歯ブラシと浴衣の有無を尋ねるメールを出していて、歯ブラシをフロントで受け取ってもらいたいと返信があったので、子供用歯ブラシもいただきました。
そんなやり取りに集中していてフロントの様子を撮り損ねました。
1階
フロントの丁度反対側の奥にはラウンジがあります。
外には色鮮やかな鯉が泳ぐ池もありました。
ラウンジの目の前には売店があります。品揃えも豊富で、お菓子やおまんじゅうなどの定番お土産以外に民芸品なども購入することができます。
お店とラウンジの間にテーブルが置かれていたのですが、そちらにはマスクであったり、除菌スプレーなど、この時代には欠かせない衛生グッズが置かれていました。
またチェックインの際にはこのようなクーポンもいただけました。
今はもう息子が小学生なのですが、まだ幼児の頃はこういったホテルに併設されてたお土産屋さんをよく利用しました。
旅のお土産を購入するのはできるだけ一箇所にしたほうが旅程にもゆとりができます。
子供関連の持ち物がとても多くなるので、お土産と一緒に、使用済みの洋服などを宅急便でホテルから家に送ってしまっていました。
こうすることで残りの旅を身軽に、余裕を持って過ごすことができました。
エレベーター
客室に行くためにエレベーターを使用しました。
エレベーターの扉の前にも置かれていたのですが、なんとエレベーター内部にもアルコールスプレーが置かれていました。
確かにボタンを押す必要がある場所なので助かります。
足元にもしっかり立つ位置を示すステッカーが貼られていました。
客室
『ホテルおかだ』は客室が120室を超えるので様々なタイプのお部屋があります。
「温泉付き客室」をはじめとする高級なお部屋や、アロマなどが楽しめるコンセプトフロアもありますが今回私たちは一番リーズナブルな本館の和室に泊まりました。
3人で家族でそんなに広い部屋が必要ないのもありますが、やはりお財布に優しいのが一番です。
本館 和室
懐かしさのある四角いキーを使い客室のドアを開けると、一段高くなり畳のスペースがあります。
右下の棚にはスリッパがたくさん置かれていました。
子供用の一足を含め、6足です。定員は6名なのでしょうか。
右手の扉を開けると洗面所とトイレとお風呂があります。
ふすまを開けると、10畳の和室です。
温泉地にやってきたんだなと、しみじみ感じました。
久しぶりですが、こういう空間は癒されます。
人数分のミネラルウォーターと除菌スプレーもテーブルの上に置かれていました。
購入はしませんでしたが、温泉地らしく、冷蔵庫の中にはいろいろなタイプの飲み物がありました。
私たちはお酒は飲まないのですが、アルコールも清涼飲料水も揃っています。
その代わりに、あまり空きスペースがないので人数分の飲み物を冷やすことを前提で持ち込むと冷やせない場合もあるかもしれません。
テレビと金庫もあります。
薄型のテレビはより小さく感じますが、あまり見ないので問題はありません。
開閉式の姿見も取り付けられていました。
部屋の中にあるのは便利だなと思いました。
意外だったのはお茶が珍しくティーバッグだったことです。
よく急須などが入れてある入れ物がテーブルに置かれており、てっきり茶葉と急須があると思い込んでいたので驚きました。
おかだ餅、美味しかったです。
洗面台は広くて使いやすかったです。兼用でなく、男性用の基礎化粧品も揃っていました。
洗面台の下の引き出しにはドライヤーがありました。
トイレはこんな感じです。
大浴場を利用したのでこちらは使うことはありませんでしたが、広くてきれいなお風呂場でした。
アメニティ
アメニティ類は、歯ブラシやブラシもしっかりしたものでした。綿棒もたくさんありました。
子供用のアメニティはフロントでいただきました。
大浴場に持っていけるビニール袋に子供用デザインのタオルと歯ブラシがセットになっていました。
タオル類は大浴場に行く人が多いと想定されてか、洗面所ではなく、客室の浴衣が置いてある開き戸の収納の中にたくさん置かれていました。
大人用の浴衣は部屋に置いてありますが、子供用の浴衣は数サイズ(確か110からありました。)あり、1階のお土産屋さんの近くに自由に取っていけるコーナーが設置されていました。
浴衣の柄はこの1種類でしたが、帯は数色から選べました。
『鬼滅の刃』の炭治郎と禰豆子の柄を組み合わせたような柄で子供の受けもよかったです。
温泉
『ホテルおかだ』に宿泊するとたくさんの温泉を楽しむことができます。
ホテルには「足湯」、「大浴場(露天風呂もあり)」があるのですが、宿泊者は無料で日帰り温泉施設の「湯の里おかだ」も利用することができます。
足湯
8階のスカイガーデンには足湯があります。
山々を見ながら入ることができてとても気持ちがいいです。
大浴場
同じく8階には大浴場もあります。
『ホテルおかだ』の大浴場の内風呂は浴槽が広く気持ちがいいです。
湯量が多いと自分の体が軽くなったような錯覚を起こします。
十分温まったら、今度は露天風呂に移動です。
今回の箱根滞在は天候のせいもあるかもしれませんが、気温がここ最近では低く、外気に触れながらの入浴も本当に気持ちよかったです。
男女それぞれの浴場は日によって入れ替えられるので、宿泊当日と翌日の朝に利用すれば、どちらも利用することができます。
写真には収められませんでしたが、それぞれの大浴場の混雑状況の案内もあったので、気になる方はぜひ参考にされるとよいと思います。
温泉がある8階には各種牛乳、飲み物やアイスの自動販売機もしっかり設置されています。
足湯の近くに見晴らし茶屋というコーナーが設けられているので、そこでゆっくりするのもいいかもしれません。
日帰り温泉施設 湯の里おかだ
「湯の里おかだ」に行くには外に出る必要があります。
大浴場手前にあるエスカレーターを上ると左手に出口があります。
出口を出ると案内に従い少し坂道を歩きます。
2軒目の建物が「湯の里おかだ」です。
『湯の里おかだ』には
- 内湯
- 泡風呂
- ジェット風呂
- 岩風呂
- 源流かけ流し打たせ湯
- 寝湯
があります。
内湯以外は外にあるので屋根はあったりしますが露天風呂です。
内湯にゆっくり使った後に外に出て、色々なお風呂を回ります。
岩風呂に浸かりながら夜空を眺めたり、ジェット風呂に無心で浸かったり、寝湯で一日のことを思い出したりしました。
コロナ対策の一環でサウナは残念ながら休業中でしたが、様々な種類の露天風呂に入ることができてとても満足でした。
食事会場
客室のところでも触れましたが、『ホテルおかだ』には様々なタイプの客室があります。
その客室や、プランにより、食事会場と内容が異なり、食事処、部屋食、バイキングなどの方法がとられています。
今回私たちは夕食も、朝食もバイキングのプランを予約しました。
今回は夕食、朝食ともにバイキングのプランだったのでどちらも7階のスカイラウンジでの食事でした。
入り口にはソーシャルディスタンスを意識したマットが置いてありました。
夕食は時間を分けていること、食事のスタイルなどの違いがあるので、レストランは空いている状態でした。
朝食は利用者が多いため、同じように時間の指定がありましたが夕食に比べると込み合っていました。
夕食後のスカイラウンジです。テーブル間の間隔も広めにとられていました。
コロナ対策として、料理を取りに行くときは必ずマスクをつけることと、用意されているビニール手袋を使用することが徹底されていました。
夕食バイキング
夕食においては殆どのお料理が小鉢やお皿に盛られた状態で並べられていました。
鍋も各自で具材の乗った鍋皿、固形燃料、チャッカマンなどを持ってきて自分で作るように用意されていました。
ライブキッチンでは作り立ての天ぷらとステーキを頂くことができました。
朝食バイキング
朝食は込み合っていて、あまりゆっくりとは悩めず、たくさん取ってしまいました。
でも不思議なもので、食後に紅茶を入れると結局甘いものも食べたくなって、この後パンケーキも食べてしまいました。
旅行先で食べる量をコントロールするのは難しいです…。
まとめ
今回の宿泊では、宿泊当日は夕方にチェックインし、翌日は箱根ゴールデンコースをめぐることを決めていたため、早めのチェックアウトしました。
その為滞在時間が短かったのですが、ゆっくり温泉を堪能し、美味しい食事を食べてリフレッシュすることができました。
長らく温泉に行きたい病のようになっていたので、とても楽しい滞在でした。
アクセス
≪所在地≫
〒250-0312 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋191
≪交通手段≫
【箱根湯本駅より】
箱根湯本温泉郷巡回バスAコース(滝通り行き)にて約10分。
≪電話番号≫
0460-85-6000
≪公式ホームページ≫
https://www.hotel-okada.co.jp/
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