THE YELLOW MONKEY 2021.4.4~2021.4.5限定公開。 2020年4月、幻の東京ドーム公演用リハーサル音源ストリーミング配信。

日々のできごと
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2021年4月4日の午前0時から4月5日の午後11時59分まで、Stream PassでTHE YELLOW MONKEYの限定配信が行われました。

これは2021年2月3日にリリースされたライブアルバムである『Live Loud』と同じく2021年3月10日に発売された映像作品の両作品を購入者が対象となるW購入者特典でした。

配信内容は2020年4月5日に東京ドームで行われるはずだった公演のリハーサル音源です。

録音されたのは2020年3月某日ということで、日本だけでなく、世界がいろいろな不安を感じていた時のものです。

今回この配信を聴き、公演が延期になる決定がされるギリギリまでTHE YELLOW MONKEYのメンバーはもちろんのこと、ライブに関わるたくさんのスタッフの方がライブを行うために活動されていたんだなと改めて知ることができました。

続けて今回行われた配信の条件や配信された音源について書いていきたいと思います。

限定配信を聴くための条件

今回この限定配信を聴くためにはシリアルコードAが封入された商品とシリアルコードBが封入された商品を買い、二つのシリアルコードを使って事前登録をする必要がありました。

シリアルコードAは2021年2月3日発売のライブ・アルバムである『Live Loud』の初回盤、もしくは通常版に封入されてました。

シリアルコードBは2021年3月10日発売の『30th Anniversary THE YELLOW MONKEY SUPER DOME TOUR BOX』のBlu-ray版とDVD版、『THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary LIVE-DOME SPECIAL-2020.11.3』のBlu-ray版とDVD版に封入されていました。

私が購入したのはシリアルコードAが封入されたものでは『Live Loud』の初回盤です。

ザイエローモンキーのライブアルバム『Live Loud!』

ライブ・アルバム『Live Loud』についての記事はこちら

シリアルコードBが封入されているものは『THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary LIVE-DOME SPECIAL-2020.11.3』のBlu-ray版です。

『THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary LIVE-DOME SPECIAL-2020.11.3』のBlu-ray

それぞれにシリアルコードが書かれた用紙が入っていて、同じく印刷されたQRコードから応募サイトに飛んで、ストリーミング手続きをしました。

それぞれの用紙はこちらです。

裏面にそれぞれシリアルコードが書かれています。

左がシリアルコードA、右がシリアルコードB

2020年4月5日(幻の東京ドーム公演2日目)のリハーサル音源

それでは実際に配信されたリハーサル音源のライブセットリストと、音源を聴いた感想についてまとめていきたいと思います。

メンバーの表記は吉井和哉(Vo)はロビン、菊地英昭(G)はエマ、廣瀬洋一(B)はヒーセ、菊地英二(Dr)はアニーとさせていただきます。

2020年4月5日 リハーサル音源のセットリスト

今回のストリーミング配信でリハーサルされていたセットリストは下記の通りです。

1真珠色の革命時代~Pearl Light Of Revolution~
2Subjective Late Show
3追憶のマーメイド
4Balloon Balloon
5FAIRY LAND
6Tactics
7球根
8花吹雪
9Four Seasons
10Foxy Blue Love
11SLEEPLESS IMAGINATION
12熱帯夜
13HOTEL宇宙船
14SPARK
15JAM
16DAN DAN
17パール
18天道虫
19SUCK OF LIFE
20Horizon
21Father
22未来はみないで
23アバンギャルドで行こうよ
24バラ色の日々
25ALRIGHT
26悲しきASIAN BOY
27プライマル

何と27曲もあるんです

2020年11月3日の東京ドーム公演では全曲25曲が演奏されました。

2曲少ないのですが、単にこのリハーサルから2曲減ったのではなく、7曲減って、5曲増やされて順番も変更されています。

ちなみにリハーサルで演奏され、11月3日の公演で演奏されなかった曲は「Subjective Late Show」、「FAIRY LAND」、「HOTEL宇宙船」、「DAN DAN」、「Horizon」、「Father」、「アバンギャルドで行こうよ」でした。

反対にリハーサルで演奏されず、11月3日の公演で演奏されたのは「BURN」、「メロメ」、「パンチドランカー」、「Love Communication」、「楽園」でした。

2020年11月3日、東京ドーム公演の記事はこちら

ストリーミング配信の感想

最初にオープニングの音源が流れるのですが、進行を説明するスタッフさんの声が入っており、これはリハーサルなんだと、再認識させられました。

1曲目は真珠色の革命時代です。

2020年11月3日の東京ドーム公演もこの曲からスタートしました。

当時、コロナ禍がまだ続いてはいる中の無歓声ライブだったのでこの曲を1曲目に持ってきたんだなと思い驚きつつも感心していました。

でも今回このリハーサルを聴いてあのライブが行われるのか、行われないかのギリギリの状況で、既にこの曲をオープニングにするつもりだったんだと驚かされました。

2曲目はSubjective Late Show

この曲は11月3日のライブでは聴けなかったので曲の最後のところとかをライブで聴きたかったなと思いました。

3曲目は追憶のマーメード

イヤホンをしながら聴いていて思ったのですが、やはりスタジオの中の音だと、それぞれのパートの音がよく聞こえて楽曲の良さが本当に分かるような気がします。

ライブは臨場感はあるので、もちろん素晴らしいのですが、どうしても音のバランスだったりで、聞こえやすい音とそうでない音があるので不自然と言えば不自然なバランスです。

今回の音源は曲の細部は分かるのに、アルバム音源とはちがう臨場感が感じられるので、今まで経験したことのない体験ができました。

曲が終わってMCが入りました。

東京ドーム2日目ということをロビンが言っているのですが、2Daysは同じではなくそれぞれの日で内容を変えてリハーサルをしているんだなということも分かりました。

シーズン2も最後なので楽しんで欲しいという発言もありました。

元々の30th Anniversary公演の前に再結成後の活動を公演後休止するということが発表されいて、現在はTHE YELLOW MONKEYのシーズン2という位置づけになっています。

4曲目はBalloon Balloon

コーラスの声が思いのほかよく聞こえ、「いつもこんな感じでエマもヒーセも歌っているんだ。」と感動しました。

5曲目はFAIRY LAND

アニーのドラミングが特徴的なイントロから始まる、インディーズアルバムに収録されている曲です。

こんなレアな曲まで演奏してくれるつもりだったんだと何とも言えない気持ちになりました。

6曲目はTacticsですが、曲の前にコールアンドレスポンスができるアレンジが入っているのですが、ロビンが「心の声を聞かせてください。」と言っていて、それだけでも心をぐっとつかまれましたが、その後さらに「めっちゃいい声です。」と言ってくれて泣きそうになりました。

困難な状況でファンのことを思ってくれているんだというのが伝わってきました。

ギター、ベース、ドラムはもちろんですが、キーボードのパートも好きな曲なのでしっかり聞けて良かったです。

7曲目はエマのギターソロからの球根です。

11月3日のライブでもあった流れですが、もう完全にライブになくてはならないパフォーマンスです。

エマのギターの音色の美しさにいろいろな感情が掻き立てられます。

ここで4人が花道を歩いてセンターステージに行く流れのアナウンスがありました。

少し間があり、ここでアニーが自身に返ってくるモニターの音についてスタッフの方とやり取りする流れがあり、こうやって音にこだわっているんだなと感じられました。

そしてロビンのMCが入ったのですが、

「おーい鶴ちゃーん。」との呼びかけの後に「ハハハハハ。」という笑いが起きました。

そうですよね。ここは東京ドームではないので、実際はサポートメンバーであるキーボの鶴谷崇さんとの位置が離れているはずはありません💦

でも当日の流れに即して、話す内容も決めていたりするんだと、知ることができて新鮮な気持ちになりました。

そしてセンターステージでのMCではロビンが、バンド的にも最も熟れていた時、人間的にも熟れていた時の曲ですと紹介した8曲目の曲は花吹雪でした。

この曲は私が友人と一緒にザイエローモンキーのライブに行き始めてから出たアルバムに収録されている曲で思い入れもあります。

友人も大好きな曲ですが、バンド的に売れていた時はともかく、ロビンが人間的に熟れていた時の曲とは思っていなかったので凄くウケてしまいました。

9曲目はアニーのカウントからのFour Seasons

聴き込んでいたアルバムの曲なので、ギターソロやリフが口ずさめます。

曲が終わると、またまたMCが入りました。

結成時が世の中ではバンドブームということから原宿の歩行者天国の話になり、ホコ天での演奏を一度だけした話から、アニーだけがキラーメイを合わせて2回行ったという話になり面白かったです。

エマがキラーメイの1回だけの参加に対し、アニーは2回ということでバツ2とか黒歴史と言われていました。

そして、ロビンがお化粧が濃いバンドとしてスタートしてなかなか世の中には浸透しなかったのですが、グラムロックのジャンルを継承をしていくという形で活動していたことを説明してくれました。

グラムロックにはブギーという音楽のジャンルが用いられることが多く、ザイエローモンキーの楽曲でもたくさんあるという話の流れから次の曲紹介に繋がりました。

そして10曲目のFoxy Blue Loveへ。

アップテンポでノリも良いく、雰囲気も良いライブではよく演奏される曲です。

間奏のギターからの流れが最高です。

その後、11曲目のSLEEPLESS IMAGINATIONへ続けてつながる流れで、これは11月3日のライブでも同じ流れで演奏されました。

ここでまたMCが入るのですが、ロビンが奇妙奇天烈なグラムロックバンドとしてデビューしてと思い出を語ってくれました。

確かに奇妙奇天烈だったんだろうなと妙に納得してしまいました💦

アルバムを1、2、3枚出したところで、昭和な感じの喫茶店でレコード会社の人に、このままセールスが1万、2万のアルバムを出しながら年を取っていくのか、100万枚売ってロックスターになるのかどうしたいんだという内容のことを言われたそうです。

私からすればザイエローモンキーはロックスターそのものなのですが、そんな風な段階を踏んで、歩んできたんだなとしみじみ思わされるエピソードでした。

ロビンが「心を改めまして、分かりやすい曲をということで作ったのがこの曲です。」と曲紹介をしたのですが、それに間髪入れずにアニーが「やりづら。」と叫んで12曲目の熱帯夜のイントロに入りました。

そのイントロの途中ではロビンが「分かりやすい!」、 「売れそう~!」と叫んでいました。

人生で一番聴き込んだザイエローモンキーのアルバム『smile』に収録されていた曲でもあるので、この曲は無条件に大好きです。

アウトロのエマのギターでご飯3倍いける曲です。

13曲目はHOTEL宇宙船です。イントロでロビンは「ちょっと寄っていきませんか。」「休憩、休憩。」と言ってました。

エマとヒーセの「くすぐったい。」は思わず一緒に口ずさんでしまいます。

14曲目SPARK

またもやロビンがイントロで「売れそう~!」「これは売れるわ。」と叫んで自分でむせながら歌い出していました。

流石に面白いことを言っても歌い出しにむせることは無いので、リハーサルならではのアクシデントですね。

MCではロビンが30年間たくさんの人との出会い支えられてきたということ、皆様と30年間いろいろな時代を生きてこられたのは素敵なことだと思っているということ、そして一番の出会いは皆様と出会いでしたと言ってくれました。

そして15曲目のJAMへ。

東京ドーム公演では絶対に外せない曲ですね。

曲が終わると、進行の方からメインステージに戻る指示が出されました。

下手にはけて約7分間の映像などが入る案内もありました。

この後、実際に時間が空きました。

16曲目はDAN DAN

この曲は2019年10月に発売された配信シングルです。

私はライブで聴いたことが無いので、ぜひ一度聞いてみたいです。

いつになるでしょうか💦

17曲目はパール

曲が短いのもありますが、疾走感を感じられる曲です。

MVを見ると未来感も感じてしまいます。

そして18曲目は天道虫

こちらもテンポの良い曲なので、パールに続いて畳みかけられている感じかします。

終わりもかっこいい曲です。

19曲目はSUCK OF LIFE

この曲も本当にライブには欠かせない曲です。

そしてイントロではスタンドパフォーマンスが観られるのですが、リハーサル時はどうしているのかなと疑問が湧きました。

今回は音源だけなので脳内は常に想像を働かせている状態です。

最後にロビンが「Life.」、「 Life.」、「ラララライフ。」×2、「Your Life.」、「ラララライフ。」と叫んでいましたが、「ラララライフ。」はロビン自身が完全に楽しんでいました。

20曲目はHorizonです。

この曲は明日への活力が湧いてくるような曲です。

ドキュメンタリー映画『オトトキ』の影響があるのかもしれません。

そして21曲目はFatherです。

この曲は広がっていくイメージ。お父さんを君っていうのも独特で好きです。

20、21曲目の流れは私は実際に経験したことはないですが、ドームだったら最高に高揚感が得られそうな曲順です。

再びMCがはしります。 

ロビンが「これでシーズン2が終わりになります。いつ現れるかは分かりませんが最新のイエローモンキーが最高のザイエローモンキーという感じで帰ってきたいのでどうかお元気で。」と言ってから、新しい曲を聴いてもらいたいと思いますと、22曲目の未来はみないでが紹介されました。

こちらも先程の流れの続きかと思えるミドルテンポの曲であり、ずっと聴いていられるような曲でした。

ここライブは一旦終わり、次からはアンコールのパートに入ります。

ライブ時には映像が流れる時間のようで演奏までの時間が空くので、23曲目と24曲目の繋ぎをロビンが確認したり、アニーがギターを弾いたり、ヒーセがベースを弾いたりしていました。

23曲目はアバンギャルドで行こうよ

また一気にノリノリになります。

シーズン3もよろしくの掛け声もかかります。

アップテンポな曲からの始まりは最高です。

そして次はロビンの『ビューティフォー!』の掛け声で24曲目 バラ色の日々へ。

ザイエローモンキーの曲は本当に全曲好きなのですが、個人的に大すきだと言える曲なので、胸が熱くなる選曲です。

アニーのカウントから、25曲目 ALRIGHTへ。

この曲中でメンバー紹介がされました。

通常、メンバー紹介はロビンがメンバーを紹介した後に、ヒーセがロビンを紹介するのが普通だったのですが、リハーサルではロビンが自分自身の紹介をしていました。

これは『Live Loud』のDisc1に収録されている2019.12.28のナゴヤドームでの「ALRIGT」での流れと同じです。

これを聴いたときは驚いたのですが、今回の音源を聴くことで、もし2020年の4月に東京ドームの公演があったなら直接聞けたのかもと思いました。

実際に2020年行われた2020年11月3日の東京ドーム公演ではヒーセが紹介していました。

 そして「暁に果てるまで悲しきASIAN BOY!」の掛け声で26曲目の悲しきASIAN BOYに。

悲しきASIAN BOYを聴くと一気にアンコールの佳境に入ってしまった感がして、ライブの最後にいつも感じる「最高に盛り上がっているのにもう終わるじゃないか~!」という気持ちが、ライブ同様に襲ってきました💦

アンコールパートの最後である27曲目はプライマル

シーズン2ではすっかりおなじみのライブ曲になりました。

気を抜くと復活最初のライブの最初の演奏を思い出して泣きそうになるので要注意曲でもあります💦

ALRIGHT以降の曲順は2021年11月3日の東京ドーム公演と同じだったので、「あぁ、この流れは3月から決まっていたんだと感慨深い思いがしました。

この曲が終わった直後に多分ヒーセだと思うのですが「ライブやりてーな~。」という声が聞こえ、ロビンが笑うところで、音源は終わりました。

最後にクスっとできて終わったのがとてもよかったです。

まとめ

2021年2月3日に発売された、ライブアルバム『Live Loud』と3月10日に発売された映像作品のW購入購入特典として、2021年4月4日の午前0時から4月5日の午後11時59分までの限定で2020年4月5日に行われるはずだった東京ドーム公演2日目のリハーサル音源が配信されました。

リハーサルは2020年3月某日に収録されたものです。

2020年3月と言えば日本だけでなく、世界がいろいろな不安を感じていた時のものです。

私も2020年4月4日(東京ドーム2Daysの初日)のライブチケットを持っており、ライブはどうなるんだろうか、中止になることもあり得るかもと不安に思っていました。

ファンクラブからライブの延期のお知らせが来たのは2020年3月27日なのですが、今回この配信を聴き、ギリギリまでTHE YELLOW MONKEYのメンバーはもちろんのこと、ライブに関わるたくさんのスタッフの方がライブを行うために活動されていたんだなと改めて知ることができました。

今まで当たり前ですが、ライブは本番だけを見聞きしていたので、その公演を行うにあたっての準備に対して、正直いうとさほど関心を寄せたことはありませんでした。

しかし、今回この音源の聞いてみて、私達ファンのためにいかに良いものを作ろうかと、メンバーはじめスタッフの方々が段階を踏みながら作り上げているのが公演当日のパフォーマンスだったんだなと思いました。

もちろんリハーサルなのでかしこまった部分もありますが、それでもリハーサルだからこそなんだなと思わされるMCであったり、スタッフの方とのやり取りなどを聴けたことはとてもいい経験になりました。

今後同じようなことが開催されるかは分かりませんが次回開催されるなら、ぜひ聴く条件を達成したいです。

そしてシーズン3にライブに行けたら、ライブを開催するまでの行程にも思いを馳せながら、思いっきり感動したいと思います

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