イギリスの紅茶ブランド、リッジウェイの『リッジウェイ紅茶のアソートティーバッグ」の7種類の紅茶を飲み比べてみました。
ブランドを代表するブレンドである「H.M.B.(ハーマジェスティブレンド)」、日本人の嗜好に合わせてブレンドされたミルクティー用のブレンド「S.B.J(スペシャルブレンドフォージャパン)」などのオリジナルブレンドをはじめ、人気の紅茶がセットになっています。
私は紅茶はほとんどミルクティーにして飲むので、味が比較的安定して変わらないブレンドティーが好きです。
いろいろなタイプが3袋ずつ試せるのはとても良かったです。
こういったアソートを飲むと、自分の好みもはっきりするので定期的に飲むのもいいですね。
リッジウェイについて
イギリスの紅茶ブランド、リッジウェイの歴史と現在の日本での販売についてまとめてみました。
リッジウェイの歴史
リッジウェイは1836年にトーマス・リッジウェイによって設立されました。イギリス・ロンドンのキング ウィリアム ロードにティーショップを開いたのが最初です。
世界中の最高級の茶園の茶葉を集め、見事なブレンドすることで有名になりました。
1886年にはヴィクトリア女王が個人的に使用されるお茶のブレンドを依頼され、さらにその後にはジョージ6世のお茶商人に任命されました。
1986年に買収され、現在イギリスではTyPhoo Tea(タイフーティー)のホームページでメルローズやロンドンフルーツ&ハーブなどブランドと共に紹介、販売されています。
商品紹介ではオーガニックのタイプや緑茶を含めて6種類のお茶、インフュージョンが5種類あったのですが、現在上記で購入できるのは3種類のみでした。
ただイギリスのAmazonでは扱われている種類が多かったです。
日本での販売
リッジウェイの紅茶は1994年よりハマヤによって販売が開始されました。
ハマヤは1924年(大正13年)に大阪西区で創業、1928年(昭和3年)にコーヒーの製造を始めた会社です。
京阪神エリアを中心に、中国四国エリア、東海エリアで全25店舗のコーヒー豆の販売店の営業もしています。そのうち20店舗には喫茶コーナーが設けられています。
イギリスで現在売られている紅茶は種類も少なく、ティーバッグのみのようなので、日本で缶入りの茶葉や今回紹介するアソートセットなどが販売されているのは本当にうれしいです。
リッジウェイ紅茶アソートティーバッグのレビュー
アソートティーバッグの箱はクリアケースになっていて、内側に文字がプリントされた厚紙が入れられています。
開けるとこんな感じで、ティーバッグのパッケージがずらっと並んでいます。
入っているお茶の種類は以下の7種類です。
- Afternoon(アフタヌーン)
- English Breakfast(イングリッシュブレックファスト)
- S.B.J. for Milk Tea(スペシャルブレンドフォージャパン)
- Earl Grey(アールグレイ)
- Assam(アッサム)
- H.M.B.(ハーマジェスティブレンド)
- Darjeeling(ダージリン)
それぞれのお茶によって違う色が使われていますが、どう見ても赤、青と言い切れる色ではなく、少し和を感じるようなニュアンスのある色でとても綺麗です。
自分の言葉ではうまく説明ができなそうな色合いです。
それぞれの色については、お茶ごと説明時にインターネット上で実際に確認できる色に近い伝統色の名前を調べて書いていこうと思います。
7種類のお茶を3袋ずつ飲むことができるので、一度飲んで、2回目から抽出時間を変えてみることなどもできます。
もちろん、どんなお菓子があるんだろうかと様々なお菓子とのペアリングを試してみるのも楽しいはずです。
こちらの商品はハマヤ株式会社の公式オンラインショップでも購入できます。
Afternoon(アフタヌーン)
アフタヌーンはきれいな唐紅色(紅花で染めた濃い紅赤色)が印象的なパッケージです。
アフタヌーンはハマヤ株式会社の公式ホームページでは、以下のように紹介されています。
イギリスの歴史と伝統に育まれて、最も優雅で洗練された午後の一時こそが「アフタヌーン・ティータイム」。くせのない爽快な味。およそ30種類もの高地産セイロン茶をブレンドしたリッジウェイ自慢の一品です。
引用元:ハマヤ株式会社公式ホームページ
私が一番好きな紅茶屋さんのお気に入りのブレンドはイングリッシュアフタヌーンなので、アフタヌーンという名前を見るだけで、どんなお茶なんだろうと興味が湧いてきます。
ホームページを確認すると、現在アフタヌーンはリーフティー取り扱いは無くなってしまったようです。
ティーバッグで試して、気に入ったら茶葉を買うということができないのは少し残念です。
アフタヌーンを入れてみる
パッケージの中から取り出したティーバッグです。
かなり細かい茶葉が入っています。ティーバッグの目から細かい茶葉の粉がいくらか出ています。
初めてリッジウェイのティーバッグを確認したのですが、少しタグの紐が短いように思います。
ティーバッグの紅茶をポットで淹れる際に、お湯を後で注いでしまい、重さでタグごとポットの中に吸い込まれてしまうことを起こしてしまいがちなので、そうなりそうでちょっと心配です。
肝心の茶葉の香りですが、少しスモーキーさも感じられるような甘い香りがしました。
温めたポットに沸かしたてのお湯200㎖とティーバッグを入れて、3分待ちます。
お湯の中にティーバッグがしっかり浸かるようにすると、やはり他のブランドのティーバッグに比べタグがかなり高い位置になりました。
ストレートの水色です。
香りはスモーキーさは落ち着き、フレッシュで甘い香りがします。
飲んでみると一瞬酸味のように感じる渋みがありました。飲み進めると苦みも感じました。
てんさい糖をティースプーンに1杯弱と冷たい牛乳を20㎖加えミルクティーにします。
飲んでみる牛乳の甘さを感じるぐらい飲みやすいです。あっさりとした飲み口ですが、ストレートの時に感じた苦みがまろやかになりつつも後味をスッキリさせます。
軽い飲み心地なので、本当に午後のお茶に良さそうです。
2度目に淹れた際、ちょっと湯量を多くしてしまいましたが、マクビティのダイジェスティブビスケットともよく合って美味しくいただけました。
English Breakfast(イングリッシュブレックファスト)
イングリッシュブレックファストは本紫色(紫根染で染められた鮮やかな紫色)と黒のコントラストがきれいです。
イングリッシュブレックファストはハマヤ株式会社公式ホームページでは下記のように紹介されています。
イギリス人の一日は目覚めに飲む一杯の紅茶から始まります。アッサム茶と香りの高いセイロン茶、フレッシュなケニア茶をブレンドしました。しっかりした味と香りのハーモニーが五感を優しく呼び覚ましてくれます。
引用元:ハマヤ株式会社公式ホームページ
私は朝は濃いめのミルクティーを必ず飲むのでイングリッシュブレックファストは大好きです。
とはいえ、各ブランドでかなり印象が違うことも多いブレンドでもあるので、リッジウェイのイングリッシュブレックファストはどんな味なのか気になります。
そしてこちらもアフタヌーンと同じく、残念ながら缶入りの茶葉の販売は終了しています。
イングリッシュブレックファストを入れてみる
ティーバッグのタグの紐はやはり短く、アフタヌーンがたまたまということではなかったということが分かりました。
こちらも茶葉は細かいです。
甘さを感じる枯葉のような香りがしました。嗅ぎ続けると爽快感も感じられました。
温めたポットに沸かしたてのお湯200㎖とティーバッグを入れて3分待ちます。
ストレートの水色です。
不思議なのですが淹れると香りがかなり薄くなってしまいました。特に甘い香りはほとんどしません。
一口飲むと、渋みがアフタヌーンよりも感じられなくて少し驚きました。
イングリッシュブレックファストというとフルボティーの濃いめのお茶で、渋みも強めのイメージがありました。
こちらはストレートでも飲めるのではと思うような味に感じました。
飲み進めると渋みというより苦みを感じました。
ストレートが想像していた味とは違ったのですが、とりあえずミルクティーにしてみようと思い、てんさい糖をスプーン1杯弱と冷たい牛乳20㎖を入れました。
わかっていたことですが、更に紅茶の香りは弱くなりました。サラッと飲めてしまい香りだけでなく味も弱く感じます。
正直どうしたものかと牛乳を10㎖足してみるとミルク感が強くなるのと同時に少し茶葉の甘みも感じられました。
だだ、どうしても味気ないような弱い印象がぬぐえませんでした。
どうしても納得いかなかったので、抽出時間を4分で淹れてみました。
3分では感じられなかった紅茶らしい香りを感じました。ストレートで飲むと味は3分より濃くはなりましたが、苦みが強くなったという印象です。
ミルクティーにするとしっかりとした味を感じました。
朝、紅茶を飲むときはバタバタしているのもあって時間を計らず淹れることも多いので、個人的にはイングリッシュブレックファストではあるのですが朝に飲みたいタイプではないなと思いました。
S.B.J. for Milk Tea(スペシャルブレンドフォージャパン)
スペシャルブレンドフォージャパンは辛子色(からしのような鈍い黄色)で、黒とのコントラストははっきりしてはいますが、一番和を感じる色味の配色のパッケージです。
スペシャルブレンドフォージャパンはハマヤ株式会社の公式ホームページでは下記のように紹介されています。
Special Blend for Japan(S.B.J)は味覚に優れた日本人の嗜好に合わせて特に調整したミルクティー専用のブレンド。力強い渋みとコクが特徴で朝食時やティータイムは少し大きめのマグカップで楽しめるミルクティーブレンドです。
引用元:ハマヤ株式会社公式ホームページ
私はミルクティー好きな日本人なので、この説明だけでもシンプルにうれしいブレンドです。
パッケージには細かいセイロンとケニヤの茶葉に少しダージリンが加えられているとも書いてありました。
スペシャルブレンドフォージャパンを入れてみる
今まで開けたアフタヌーンもイングリッシュブレックファストも細かい茶葉でしたが、こちらはパッケージにも細かいと書いてあるだけあって、パッケージの中にも肉眼で茶葉?粉?が確認できるほどでした。
多分ダージリンなのでしょうが長い茶葉も混じっているのが確認できます。そのため、ぱっと見はアフタヌーンよりも粗目に見えはするのですが、とにかく粉がでます。
これは缶入りの茶葉も同じタイプなんだろうかと疑問が湧きました。
香りは甘くて爽快感を強く感じます。
丁度開けたときに夫が近くにいたので香りを嗅いでもらったのですが、「しそのような香りがする。」と言われました。
いや、しそではないだろうと話すと、思い浮かんだのはどうやら桜餅の葉だったようです💦
やはり私には違うなとしか思えませんでしたが、確かに強い香りがするので言いたいことが分からんでもないと思い直しました。
温めたポットに沸かしたてのお湯200㎖とティーバッグを入れて3分待ちます。
ティーポットで淹れたお茶を注いだのですが、カップの底に茶葉が沈んでいるのが分かります。
香りは華やかで爽快感も感じられるのが第一印象でした。さらに嗅いでいると甘い香りも感じられました。
お茶を淹れることでティーバッグよりはまろやかにはなりましたが、それでも良い香りがします。
飲んでみるとするっと飲める味でした。渋みは感じられたのでミルクティーの味への期待が高まります。
スプーン1杯弱のてんさい糖と冷たい牛乳20㎖を入れてミルクティーにします。
ミルクティーはサラッと飲めるのですが、味が薄いわけではありません。コクは感じられるのですがするする入ってくるので、とても飲みやすいです。
紅茶は多めの量をマグカップでガブガブ飲むのが好きなので、このコクと飲みやすは私の飲み方にも合うなと思いました。
さすがミルクティー用のブレンドだけあります。
ちなみにミルクティーにしても、カップ底の茶葉は目立っていました。
Earl Grey(アールグレイ)
アールグレイは青白橡(あおしろつるばみ)色という灰味のあるくすんだ黄緑色のような色が使われていて落ち着いた印象のパッケージです。
アールグレイはハマヤ株式会社公式ホームページでは下記のように説明されています。
1830年代英国宰相グレイ伯爵愛飲の銘茶。後に英国の貴族・上流階級の午後のお茶の必需品となった特殊な着香茶。ベルガモット(柑橘系オイル)を加えたエキゾチックな紅茶で、香り立つアイスティーとしても人気です。
引用元:ハマヤ株式会社公式ホームページ
またパッケージには中国紅茶とダージリンの茶葉が使われていると書かれていました。
アールグレイは言わずと知れた人気フレーバーティーで、大体のティーブランドでラインナップされているお茶です。
ブランドによってベルガモットの香りの強さや質が違うので、同じ名前でも好き嫌いがあったりもするイメージです。
リッジウェイのアールグレイはどんな香りと味なのか気になります。
アールグレイを入れてみる
アールグレイのティーバッグの中の茶葉は、これまで飲んだ細かいタイプとは異なり、フルリーフと、ブロークンが混ざったような感じに見えます。
香りはきつすぎる感じではなく、ベルガモットが爽やかに香ります。
温めたカップに沸かしたてのお湯200㎖とティーバッグを入れて3分待ちます。
カップに入れるとベルガモットの香りが優しく香ります。
そのまま飲むと、渋みは軽めで、スッキリ飲むことができました。あと口には苦みが少し残ります。
紅茶の苦みは私はあまり好きではないのですが、柑橘の香りを感じるフレーバーティーでは苦みの印象が柑橘の皮の苦みと重なる気がして、美味しく感じるので不思議です。
ティースプーン1杯弱のてんさい糖と冷たい牛乳20㎖を加えてミルクティーにします。
アールグレイをミルクティーにするの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は大好きです。
一口飲んでみると、アールグレイの香りはするのですが後味が少し物足りなく感じました。
先程アールグレイの後味の苦みのことについて述べたのですが、ミルクティーは苦みはマイルドになるのですが、アールグレイに関してはそれでも感じる苦さのような後味が好きだったりして、求めている自分がいます。
そう思って飲むと飲みやすいのですが、ちょっと物足りなく思ってしまいました。
ということで、後日抽出時間を4分で淹れてみました。
若干渋みは増しますが、もともと渋みが強くないので飲みやすい印象はそのままです。
ミルクティーにすると3分の時にはあまり感じられなかった後味が強くなり、好みの味になりました。
ただなぜか味をしっかり感じると相対的に香りにあまり敏感になれない気がしました。どうしてでしょうか。
このアールグレイはストレートで飲みやすい印象があったので最後の1袋はストレートで飲みました。
甘い巨峰と一緒に飲んだのですが後味のスッキリさがとてもよく合いました。
Assam(アッサム)
アッサムはアールグレイの色より濃い、老竹色(年を経た竹のような、ややくすんで灰色がかった緑色)と黒の配色でとても渋い印象です。
アッサムはハマヤ株式会社公式ホームページでは下記のように説明されています。
インド北東部に広がる世界最大級の紅茶産地アッサム。カップに映える濃く鮮やかな紅色、熟成したモルティーな香味と共にしっかりしたコクと奥深い味わいが楽しめます。ミルクティーまたはストレートで。
引用元:ハマヤ株式会社公式ホームページ
アッサムはミルクティーにぴったりの紅茶です。
茶葉が選べるカフェのメニューにあったりするとついつい頼んでしまいます。
インドの方に会うと、とにかく私はダージリンではなくではなくアッサムが好きですと謎のアッサム好きアピールをしてしまうことも多々あります。
アッサムを入れてみる
アッサムも茶葉は大きい状態でした。ティーバッグでよくあるCTCのような形状ではないです。
大好きな甘い香りがします。爽やかさも感じられ、一瞬甘酸っぱくも感じられました。
温めたポットに沸かしたてのお湯200㎖とティーバッグを入れ、3分待ちます。
カップに注ぐと甘く芳醇さを感じる香りがしてきます。深みを感じる香りです。
一口飲むと、するっと入ってくるのですが、すぐに舌の両サイドで酸味を感じました。苦さは感じません。
スプーン1杯弱のてんさい糖と冷たい牛乳20㎖を加えてミルクティーにします。
香りはマイルドになりました。
一口飲むと甘みとコクをしっかり感じました。
ホットケーキにジャムとブルーベリーを載せたものと一緒にいただきましたが、いろいろなタイプの甘さとも合って美味しく頂けました。
H.M.B.(ハーマジェスティブレンド)
ハーマジェスティブレンドは他のお茶のように黒と色のコントラストがあるわけではなく、黒一色です。そこが他とは違う特別感を与えています。
ハーマジェスティブレンドはハマヤ株式会社公式ホームページでは下記のように紹介されています。
“Her Majesty’s Blend”(ハー・マジェスティ・ブレンド)“女王陛下のブレンド”として英国王室御用達の栄誉とともに世界にリッジウェイの名をとどろかせた傑作ブレンドです。
引用元:ハマヤ株式会社公式ホームページ
このブレンドは1886年にリッジウェイ本人が時の女王、ヴィクトリア女王の為に完成させたものです。
1887年はヴィクトリア女王の在位50周年のゴールデンジュビリーが行われた年だったので、在位も長くなっている時代のできごとでした。
ブランドの代表的なブレンドでもあるので飲むのが非常に楽しみです。
ハーマジェスティブレンドを入れてみる
ハーマジェスティブレンドはいろいろなタイプの茶葉がミックスされているようで茶葉のサイズはまちまちです。
カシスのように甘い、強い香りがします。とてもいい香りです。
温めたティーポットに沸かしたてのお湯200㎖とティーバッグを入れて、3分待ちます。
淹れても甘い香りが漂います。奥行きも感じられるような上品な香りでしっかり香りが続きます。
水色も濃く、オレンジではなく赤茶色です。
一口飲んでみると渋さと苦みも感じられて、味に力強さを感じます。
ストレートで飲み進めるのは難しい味ですが、早くミルクティーにしたいと思いました。
スプーン1杯弱のてんさい糖と冷たい牛乳20㎖を入れてミルクティーにします。
ストレートで飲んだ時の渋みがコクに変わり、マイルドになった苦みが心地よく感じる味です。
イギリスの夏のデザート、サマープディングと合わせてみました。甘酸っぱさが口いっぱいに広がるデザートですが、合わせても負けることなくしっかりとした飲みごたえを楽しめました。
Darjeeling(ダージリン)
ダージリンは紫檀色(深く暗い赤みの紫色)と黒の配色のパッケージです。写真だと明るく見えるのですが、実際は落ち着いた色味です。
ダージリンはハマヤ株式会社公式ホームページでは下記のように紹介されています。
インド北部、東ヒマラヤ山麗の霧深いダージリンの高地茶園。5月~6月頃の「2番摘み」(セカンドフラッシュ)は渋味も十分で、特有のマスカットに似た芳醇な香味と明るい水色(茶液の色)が特徴です。リッチなくつろぎのひとときにお奨め。
引用元:ハマヤ株式会社公式ホームページ
ダージリンの香りは好きなのですが、なぜかダージリンを飲むと後で胃が痛くなる確率が高いです。そのため、あえて単品では普段購入しないので、久しぶりに飲むので少し楽しみです。
ダージリンを入れてみる
ティーバッグの素材は全部同じですが、明らかに茶葉の形状が異なるのでなんだか違うブランドのお茶を淹れるような感覚になりました。
甘くて爽やかな、フルーティーさも感じる香りがします。嗅ぎ続けると鼻が痛く感じるような香りです。
温めたポットに沸かしたてのお湯200㎖とティーバッグを入れ3分待ちます。
ダージリンの淡い水色がきれいです。淹れるとフレッシュさと香ばしいさも感じられるような香りがしました。
サラッと飲めて渋さは控えめです。飲み進めると苦みが少しずつ目立ってきます。
てんさい糖と冷たい牛乳20㎖を入れてミルクを入れてミルクティーにします。
かなりスッキリとした味のミルクティーになりました。
ミルクティーにした方が個人的には飲みやすいのですが、香りの特徴などを考えると基本的にはストレートで飲んだ方が美味しいお茶なのかもしれなと思いました。
後日さらに抽出時間を短くして抹茶蜜をかけた小倉ホットケーキと一緒にいただいてみました。
もちろん香りのよい紅茶ではありますが、まるで和菓子と緑茶を一緒にいただくような感覚で食べることができました。
割とボリュームがあるものと食べた成果、思っていたような胃痛に襲われることなく完食することができました。
リッジウェイアソートセット7種類のお茶の比較
そえぞれのお茶について書いたことを表でまとめてみました。
ミルク―ティーで飲んた時に美味しいかどうかが私にとって一番重要なのでミルクティー味にのみ私の印象を○や△で表示しました。
評価についてはストレートで飲んだ方がいい物もあったのでそれを加味しました。
ミルクティーの味の感じ方、評価は完全に個人的な評価なので、気になる方はぜひご自身で試していただければと思います。
種類 | 茶葉の形状 | 茶葉の香り | 水色 | 紅茶の香り | ストレートの味 | ミルクティーの味 | 評価 | タイトル |
アフタヌーン | 細かい。 | 軽くスモーキーさも感じられる甘い香り。 | 少し淡い赤茶色 | フレッシュで甘い香り。 | 酸味に感じる渋みを感じる。遅れて苦みも感じる。 | あっさりと軽い味。少しの苦みで後口がスッキリする。 | (4 / 5.0) | 詳細を見る |
イングリッシュブレックファスト | 細かい。 | 甘い枯葉のような香り。 | 明るい赤みがかったオレンジ。 | 香りが弱い。 | 渋みが弱い。飲み進めると苦みをかんじる。 | サラッと飲めるが香りが弱く、味も薄い。 | (2.5 / 5.0) | 詳細を見る |
スペシャルブレンドフォージャパン | かなり細かいものと粗めの茶葉が混ざっている。 | 甘く爽快感も強く感じる香り。 | 少し淡い赤茶色。 | 華やかで爽快感もある香り。 | 渋みがなく飲みやすい。 | 味が薄いわけではないのにコクがあり、サラッと飲みやすい。 | (4.5 / 5.0) | 詳細を見る |
アールグレイ | 大きめの茶葉。 | 強すぎない爽やかなベルガモットの香り。 | 赤みのあるオレンジ。 | 優しいベルガモットの香り。 | スッキリ飲め、渋みは軽い。後味の苦さがよい。 | ベルガモットの香りは感じられるが後味が物足りない。 | (3 / 5.0) | 詳細を見る |
アッサム | 大きめの茶葉。 | 甘酸っぱく感じるような甘さと爽やかさがある。 | 濃い赤茶色。 | 甘く芳醇な深みのある香り。 | 酸味のような渋み。苦さはない。 | 甘みとコクをを感じる | (3.5 / 5.0) | 詳細を見る |
ハーマジェスティ―ブレンド | 大きめの茶葉と少し細かいあ茶葉が混ざっている。 | カシスのように甘く、強い香り。 | 濃い赤茶色。 | 甘さと奥行きを感じる上品ながらしっかりした香り。 | 力強い渋みと苦みを感じる。 | しっかりコクを感じられる。後口に心地よい苦み。 | (5 / 5.0) | 詳細を見る |
ダージリン | 大きめの茶葉。 | フレッシュでフルーティー。 | 淡いオレンジ。 | フレッシュさを感じさせつつ香ばしい。 | 渋さは控えめ。飲み進めると苦みも感じる。 | あっさりした味。苦みはマイルド。 | (3.5 / 5.0) | 詳細を見る |
ちなみに記事内にも書いていますが、ミルクティーの淹れ方は統一して下記の順番で淹れています。
- 温めたポットに沸かしたてのお湯200㎖とティーバッグを入れ、3分間待つ。
- スプーン1杯弱のてんさい糖と冷たい牛乳20㎖を入れる。
てんさい糖は甘みが柔らかく、香りも強くなく紅茶の味を邪魔しないと感じているため使用しています。
牛乳は体質的に脂肪分を多くとると消化不良気味になるので、水色濃いめのミルクティーを飲むようにしているため、この分量にしています。
まとめ
『リッジウェイ紅茶のアソートバック』は手軽に7種類のお茶を楽しめる商品でした。ミルクティー好きの私にとってはブラックティーのみのアソートというのはとてもうれしいです。
今回は飲み比べということで、紅茶の淹れ方を統一しました。そのため、同じ条件下では好みが分かれる結果となりました。
ただ、それぞれの紅茶のところに書いたように抽出時間を増減したりすれば好みの味に近づけることもできました。
時期も時期でアイスにはしなかったのですが、アイスティーにするとまた違った味わいが楽しめるかもしれません。
3袋ずつ入っているというのが良くていろいろなああでもないこうでもないといろいろな淹れ方をできるので『リッジウェイ紅茶アソートティーバッグ』はおススメです。
個人的には飲む前から興味があった「H.M.B.(ハーマジェスティブレンド)」と「S.B.J(スペシャルブレンドフォージャパン」が結果的に気に入りました。
次回はぜひ缶入りの茶葉で購入してみたいと思います。
コメント