『アップルクランブル』熱々で食べたい、イギリスのお菓子。《バターなしレシピ》

おやつ
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寒い季節になると、無性に食べたくなる、アップルクランブル

サクサク、ホロホロとしたクランブルとジューシーなりんごはの組み合わせはとても美味しいです。

しかし、大概はクランブルバターが入っているので、私の場合、胃にもたれてしまいます。

もっとたくさん食べたいという思い、ただその為に、バターを使わないアップルクランブルを作るようになりました💦

オートミールミューズリーを使い、小麦粉の量を減らしているので軽めでヘルシーです。

バターを使わないアップルクランブルの作り方を紹介していきますが、最後にクランブルには欠かせないホットカスタードについても少し説明したいと思います

アップルクランブル

アップルクランブルはイギリスの家庭で食べられるお菓子です

難しい工程がなく、だれでも簡単に作れて美味しいという非の打ちどころのないデザートです。

フレッシュなりんごをそのまま焼き上げるので熱が入ってもジューシーな味わいがありますし、なんといってもクランブルの食感が楽しいです。

ほろほろっと口の中で混ざる感じがたまりません。

イギリスは料理でもお菓子でもオーブンを使ったものがとても多いです。

下準備だけして、あとはオーブンにという合理的、というか楽チンなスタイルがとてもいいと思います。

クランブルは他の果物でも作れて、寒くなくても食べたくなれば作ってしまうのですが、秋以降『紅玉』を目にするようになると無性にアップルクランブルが食べたくなります。

そしてなんだかんだ一番よく作るクランブルなので、まず初めにアップルクランブルを紹介しようと思います。

 

アップルクランブルの材料

アップルクランブルの材料は下記の通りです。

フィリング

  • 紅玉    2個 (なければ他の種類でも作れます。)
  • 干しブドウ 大さじ2
  • 砂糖    小さじ2
  • 小麦粉   大さじ1と1/2

クランブル

  • 小麦粉   80g
  • てんさい糖 50g(砂糖の種類はお好みで構いません。)
  • オートミール 30g
  • ミューズリー 20g
  • 植物油   大さじ4
  • 塩     一つまみ
  • シナモンパウダー 適量

焼いた後にもしっかりと酸味が感じられるのでお菓子作りには紅玉を使用するのをお勧めします。

ただ、時期によって手に入らないこともあると思うのでもちろん他の種類のりんごで作ることも可能です。ただし、りんごの大きさが変わるので使用する量は1個半でもいいと思います。

もちろん、2個使ってもらってもクランブルとのバランスは変わりますが味は変わらないので作りたいように作っていただければ大丈夫です。

私のレシピは甘さがひかえめなので干しブドウを入れることでよい甘さのアクセントになります。

でも苦手な方は入れないでもいいです

干しブドウを入れたため、うちでは干しブドウが苦手な夫にパスされ、息子と二人で食べることになりました💦

なんだかんだと長く書いてしまいましたが、形式ばったお菓子では全くないのでお好きにアレンジしてください

干しブドウと紅玉

クランブルは小麦粉だけより、オートミールミューズリーを加えた方が食感が楽しいのですが、2つ用意するのが面倒でしたらとりあえずどちらか1種類で合計量を入れてもらってもいいです。

私は毎朝ミューズリーを食べているので使用していますが、オートミールの方が手に入りやすいと思うので、どちらかひとつならオートミールだけの方が作りやすいのかもしれませんね。

塩以外のクランブルの材料
上段左より、植物油、てんさい糖、シナモンパウダー、下段左より、ミューズリー、オートミール、小麦粉

追記

最近、近所のスーパーでミューズリーを見かけなくなりました。

私しか買わなくなっていたのでしょうか💦

輸入食材店や品揃えの違うスーパーなどに行った際に売っていないかチェックすることが多くなりました。

ミューズリーはシンプルなもの、ドライフルーツやナッツが入っているものなど種類があるのですが私はドライフルーツだけ入ったものを良く買います。

ナッツが入ると少しリッチな感じがします。とはいえグラノーラが好きな方にはあっさりしすぎに思われるかもしれないのですが、私はブランフレークと混ぜて朝食に食べることが多いのでナッツ無しでも満足しています。

アップルクランブルの作り方

それでは実際にアップルクランブルを作っていきたいと思います。

工程は大まかに、フィリングを作る、クランブルを作る、重ねて焼くです。

フィリングを作る

りんごは今回はよく洗います。

8等分し、芯をとり、5㎜程度のいちょう切りにしていきます。

私は皮つきが好きなのですが苦手な方は剥いてください

リンゴの切り方

ボールにりんご干しブドウてんさい糖を入れ混ぜます。

次に小麦粉も加え混ぜます。

フィリングを混ぜる

クランブルを作る

ボールにクランブルの材料をすべて入れます。

私はシナモンパウダーを3振りしましたが、お好みで増減してください。

ボールにクランブルの材料を入れる

フォークでよく混ぜます。

フォークでまんべんなく混ぜる

植物油を加え、ボロボロになるようにフォークで混ぜていきます

油を入れてフォークで混ぜる

フィリングとクランブルを重ね、焼く

オーブンを180℃に予熱します。

我が家はガスオーブンで予熱が速いのでこのタイミングなのですが、もし予熱に時間がかかるなら早めに予熱をスタートしてもいいです

容器にフィリングを入れ、その上からクランブルをかけていきます。

容器にフィリングを入れて、その上にクランブルをかけていく

全量かけるとこんな感じです。

りんごが透けて見えていますがりんごを綺麗にならしていればこんなに見えないはずです。

ズボラなので作った時は気付かず、写真を貼っていて気付きました💦

クランブルを入れきる

予熱が終わったら天板に載せ、オーブンに入れ30分ほど焼きます。

オーブンにはそれぞれ癖があると思いますので、温度時間は調整していただいて大丈夫です

天板に置く

焼きあがるとこんな感じです。

焼き上がり

温かいうちにスプーンで取り分けていきます。

取り分ける

そのままでも美味しいですが、ホットカスタードをかけると更に美味しくなります。

ホットカスタードをかける

私はできないのですが、温かいクランブルに冷たいアイスクリームを添えるのも美味しい食べ方のようです。

ホットカスタードについて

イギリスのお菓子は温かい状態で食べるものが多いのですが、その際欠かせないものがカスタードです。

カスタードというと、日本ではクリーム状でパンやシュークリームに入っていて、冷たい状態で食べるものですよね。

イギリスで一般的なのはもっと緩くて、なにより温かいというのが特徴です

食べたことのない方にはホットカスタードソースと言った方が雰囲気が伝わるのかなと思います。

今回紹介したクランブルはもちろん、パイ(イギリスのパイは日本でいうタルトのようなものです。)にもたっぷりかけます。

そしてそんなイギリス人のカスタードクリーム愛を支えているのがこちらの『バーズカスタードパウダー(Bird’s Custard Powder)』です。

円筒形の缶のような入れ物に入っています。(正確には周りは紙製ですが、うまい呼び方が分からないので今回は以後缶と呼ばせていただきます。)

イギリスの家庭ならきっとほとんどの家庭にもあるんではないでしょうか。

もちろん、砂糖牛乳などで手作りする人もいるとは思うのですが、こちらのパウダーなら牛乳と砂糖を加え、温めながら混ぜれば美味しいホットカスタードを作ることができます。

そしてこちらの『バーズカスタードパウダー』なのですがが含まれていないので、卵アレルギーの人でもホットカスタードを楽しむことができるんです。


[Bird’s] 鳥のカスタードパウダー350グラム – Bird’s Custard Powder 350g [並行輸入品]

インスタントということで砂糖が含まれた小分けの袋タイプもイギリスでは売られていましたが、甘さの調整ができないので、ホストマザーは買わないと言っていました。

一度お土産にもいいかとインスタントタイプを買って作ってみましたが、びっくりするぐらい甘かったです。

甘党の方、甘くないものにかけて食べたい人にはいいのかもしれません💦


Bird’s Instant Custard Mix (3x75g) 鳥のインスタントカスタードミックス( 3X75G )

バーズカスタードパウダーでホットカスタードを作る

バーズカスタード缶には鍋で作る場合と電子レンジで作る場合のレシピが書かれています。

鍋で作る作り方は以下のように説明されています。

ON THE HOB:

1.Put 2 tablespoons(35g) of custard powder and 1-2tablespoons of sugar in a basin.

2.Mix into a smooth paste with a little(approx.2 tablespoons) milk taken from 1 pint(568ml).

3.Heat the remaining milk to nearly boiling and pour onto the custard mix strring well.

4.Return to the saucepan and bring to the boil over a gentle heat, stirring continuously.

引用元:バーズカスタードパウダー缶

例の量がとても多いです💦

今回のクランブルなら2回分ぐらいになってしまいます。

なので今回は約半量のカスタードパウダー15g、グラニュー糖15g、牛乳280㎖で作ることにしました。

またこの作り方だと鍋の他に、大きめのボウルが必要になり洗い物が増えそうなので私は以下の作り方で作っています。

ホットカスタードの作り方

カスタードパウダーの半量から全量と同じ重さの砂糖を混ぜ合わせ、そこに今回使う量の牛乳から少し取り分けた牛乳を加えて、だまにならないように混ぜます。

バードカスタードパウダーに砂糖を加え、牛乳を少し入れて混ぜる

鍋に残りの牛乳と、先ほど混ぜ合わせたミックスを加えます。

火にかけ泡立て器でで混ぜていきます。

温まるまでは少し強めの火でもいいかもしれませんが、温まると急にとろみがつき始めるので中火から頃合いを見て弱火にするぐらいがいいと思います

温めながら泡だて器で混ぜる。

とろみがついてきたら火を消します。

予熱、そして冷めても更に固くなっていくので少しとろみが出てきたら火を止めてよくかき混ぜて様子を見ることをお勧めします‼

ゆるくとろみがついたら火を止めて混ぜる

まとめ

大好きなアップルクランブルはとっても簡単に手軽に作れるイギリスのデザートです。

ジューシーなりんごとサクサク、ホロホロのクランブルの組み合わせはとても美味しいです。

バターが体質的に合わないので、バター不使用で、更にオートミールミューズリーを加えて小麦粉の量を減らしています。

これならたくさん食べられると、結局食べ過ぎてしまいがちですが、寒い季節のお楽しみということで自分を甘やかしています。

クランブルりんご以外の果物でも美味しく作ることができるので、他のクランブルについても今後紹介したいと思います。

そしてクランブルのお供のホットカスタードに使用している大事な我が家の『バーズカスタードパウダー』が残り僅かとなっています。

多分あと、数回でなくなります。

並行輸入品は送料が高いので、購入しようかどうしようか悩んでいます。

お世話になったホストマザーには欲しいものがあれば送るとは言われているのですが、コロナ禍ですが、彼女の体調もあまり良くはなさそうなので、ちょっと躊躇しています。

日本で売っているカスタードパウダーが同じように使えるのかも、一度ためしてみたいなとも思っています

自分で一から作ってもいいのですが、必要な分だけを手軽に作れる良さを知っているので、悩みどころです。

今はとても難しいのですが、早くイギリスに行っていろいろな食材を買いだめしたいです!!

追記
その後、日本製のカスタードパウダーを購入し、同じように作れるか試しましたが無理でした。
その為、後日Amazonにてバーズのカスタードパウダーを購入いたしました💦

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