【京都 菓子司 寛永堂】和菓子をいろいろ食べてみた。(寛乃楓、寛永傳、黒豆茶ぜりぃ、黒豆寒天よせ)

おやつ
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先日、友達が会いに来てくれ素敵なお土産をくれました。

和菓子好きの私の為に、友達が選んでくれたのが寛永堂のお菓子でした。

夏季限定の物も入っていてとても嬉しかったです。

どれもこれも初めて食べるお菓子でとても興味深く、また実際食べるとどれも美味しくて一気に食べないようにするのが難しかったです。

京都 菓子司 寛永堂と今回食べたお菓子の紹介をしていきたいと思います。

京都 菓子司 寛永堂

現在、京都四条に本店を構える寛永堂は1630年創業の名店です。

1630年というと、391年も前です。

関西では奈良に2店舗と、大阪に1店舗、関東では東京に店舗、埼玉に3店舗、神奈川に2店舗、千葉に2店舗の店舗展開をしています。

寛永堂店舗情報はこちら

京都四条の本店のみですが、茶寮も併設されています。

公式ホームページには寛永堂の和菓子について以下のように紹介されています。

寛永堂の和菓子は、飾り気がありません。それは潔く、上質の素材と熟練の技から生まれる美味しさだけを求めて、おつくりしているからです。古来より親しまれてきた和菓子が、そうであったように。

からだに優しい滋味溢れる素材で、心まで満たしてくれる本物の美味しさを、お届けしたいと思っております。

引用元:寛永堂公式ホームページ

確かに、シンプルに素材の味が生かされたお菓子ばかりで、本当に心満たされました。

寛永堂はオンラインショップで黒豆茶・黒豆の和菓子の専門店とうたっていて、黒豆を使ったお菓子が多くあります。

今回私が食べてみたお菓子の中にも黒豆茶ぜりぃ黒豆寒天よせがありました。

黒豆茶は飲んだことが無いのですが黒豆を一粒一粒焙煎して作られた香りのよいお茶とのことなので、是非一度飲んでみたいと思いました。

ちなみに友達には紙袋に入った状態でもらったのですが、字体が素敵でした。

紙袋

お菓子のレビュー

それでは今回食べた4種類のお菓子の紹介をしていきます。

寛乃楓

寛の楓夏季限定最中です。

公式オンラインショップには下記のように紹介されています。

涼しげにそよぐ、青楓。その姿を写した爽やかな意匠の最中です。

こし餡と抹茶餡の二種類をお楽しみいただけます。

季節を感じる可愛らしい形で、夏のギフトに人気です。

引用元:寛永堂公式オンラインショップ

2種類のパッケージは和紙のような風合いに金色の楓のイラストが入っています。白と綺麗な緑のパッケージのコントラストが涼やかです。

白い方はこし餡最中、緑の方は抹茶餡最中と書かれています。

寛乃楓のパッケージ

寛乃楓の原材料は下記の通りです。

こし餡最中 寛乃楓(白)

砂糖(国内製造)、小豆、もち米、寒天、水飴/トレハロース、安定剤(増粘多糖類)、重曹

抹茶餡最中 寛乃楓(緑)

砂糖(国内製造)、手亡豆、もち米、抹茶、寒天、水飴/トレハロース、着色料(クチナシ)、安定剤(増粘多糖類)

それでは白の寛乃楓から食べていきます。

寛乃楓(白)のパッケージ

袋を開けると最中の上部、楓の葉の先端が見えました。

寛乃楓(白)のパッケージを開ける

もみじ饅頭で見慣れているような形と言えばそうなのですが、色が白だと印象が違ってみえます。

寛乃楓(白)

餡は艶のあるこしあんです。

上品な甘さです。

それだけに、続けて食べることができそうな危険なおいしさです💦

寛乃楓(白)を割った状態

では次は緑の寛乃楓です。

寛乃楓(緑)のパッケージ

袋を開けると薄く上品な色の最中の皮が見えました。

寛乃楓(緑)のパッケージを開ける

抹茶の入ったお菓子の色は、もう少し濃いものが多い印象ですが、こちらは本当に薄い緑でとても綺麗です。

夏の眩しい日差しを受けた葉のようです。

寛乃楓(緑)

中の抹茶餡はしっかりした抹茶色です。

抹茶の風味は感じられますが、お茶の苦みが舌に残るようなことはありません。

やはり最中らしく甘みをしっかり感じて、白と同様に皮と餡との食感のハーモニーを感じられます。

寛乃楓(緑)を割った状態

寛永傳

寛永傳寛永堂の定番の御菓子のお饅頭です。

公式オンラインショップでは以下のように紹介されています。

南蛮渡来の焼き菓子より発案した香り高き生地で、北海道産最高級大手亡豆製の白餡を包み、創製いたしました。

独特の生地と上品な白餡の調和は永く愛され続けてきた味わいです。

引用元:寛永堂公式オンラインショップ

カステラぼうろなど長崎の御菓子が好きな私としてはとても惹かれる紹介文です。

白い包み紙は先ほど紹介した紙袋の字体の判が右上から左下にずれて押されている3マス×3マスが斜めに並んでいます。

よく見ないと分からないと思いますが、細かいところが凝ったデザインです。

中央には寛永堂の紋とその上にお菓子の名前が配置されています。

寛永傳のパッケージ

寛永傳の原材料は下記の通りです。

寛永傳の原材料

砂糖(国内製造)、小麦粉、手亡豆、卵、蜂蜜、水飴、ごま油/重曹

やはり南蛮焼き菓子を意識した原材料が使われています。

お菓子自体はコロンとしたかわいらしいフォルムです。

手に取ると皮の弾力感が伝わります。

寛永傳

割るとこんな感じです。

皮の柔らかさと餡の質感の違いでこのような感じに割れました。

口に入れる香ばしい香りが広がります。

蜂蜜ごま油を使って焼き上げた皮の香りはどこかカラメルにも似た香りです。

焼くことにより膨らんだ皮は噛むたびに食感が楽しめます。

手亡豆の餡はクセがなく、ある意味特徴的な皮とよく合います。

凄く美味しい、印象に残るお饅頭でした。

寛永傳を割った状態

黒豆茶ぜりぃ

黒豆茶ぜりぃは黒豆茶、黒豆の和菓子のどちらにも通じる御菓子です。

黒豆茶ぜりぃは公式オンラインショップでは以下のように紹介されています。

ほのかに香ばしく、後味すっきりの黒豆茶ぜりぃ。

丹念に淹れた黒豆茶の風味が、ふるふる琥珀色のゼリーになりました。

清々しい余韻の逸品でございます。

引用元:寛永堂公式オンラインショップ

箱のデザインは、白地に中央に商品名が入ったシンプルなものです。

しかし商品名のすぐ上に台形っぽい金色のプリントがあります。

私には黒豆茶ぜりぃを横からみた形なのではと想像しているのですが、正解なのかは知りません💦

黒豆茶ぜりぃ

黒豆茶ぜりぃの原材料は下記の通りです。

黒豆茶ぜりぃ

黒豆茶(黒大豆(国産))、砂糖、黒大豆、醬油(小麦を含む)、還元麦芽糖水あめ、寒天/ソルビトール

ぜりぃという名前ですがゼラチンで固められているわけではありません。

箱の中には小さな缶が入っています。(※黒豆寒天よせも同じです。)

このような感を見ると子供の頃、御中元で缶入りの水ようかんやプリン、ゼリーなどをもらって喜んでいたことを思い出しました😅

黒豆茶ぜりぃの缶

黒豆茶を飲んだことが無いのですが、寛永堂の公式オンラインショップの黒豆茶のページには国産の黒豆を一粒一粒焙煎して作ると紹介されていました。

紹介されている黒豆茶は黒豆の皮から出た何とも言えない綺麗な色のお茶でした。

黒豆茶ぜりぃのゼリー部分は黒豆茶の色味で透明感の淡い赤茶色です。

ぜりぃは甘さ控えめで、ゼリーといえそうな質感まで柔らかくした寒天です。

甘いのにスッキリとした後味で食べられるのは黒豆茶自体が美味しいからだと思います。

黒豆はとても柔らかいです。

甘煮だと思うのですが豆よりもぜりぃの方に甘味を感じるのでスルッと食べられます。

甘さが控えられているからというわけではなく、お茶の味により、後口が爽やかなのがとても印象に残りました。

黒豆茶ぜりぃ

黒豆寒天よせ

黒豆寒天よせは公式オンラインショップにて以下のように紹介されています。

<夏季限定>黒豆寒天よせ

丹波篠山産の風味豊かで大粒の黒大豆を、柔らかく甘露煮にし、なめらかな寒天で閉じ込めました。

引用元:寛永堂公式オンラインショップ

箱は黒豆茶ぜりぃと違い、黒っぽいパッケージです。

最初は気づけなかったのですが感じで黒豆と書かれています。

黒の下のよつてんがまるで黒豆のような黒丸になっているのと豆のなかの口も丸くデザインされているのがいいです。

黒豆寒天よせのパッケージ

黒豆寒天よせの原材料は以下の通りです。

黒豆寒天よせの原材料

砂糖、黒豆(丹波黒大豆(丹波篠山市産))、寒天

黒豆茶ぜりぃに比べるとシンプルです。

黒豆の寒天よせのみの写真を撮り忘れてしまい、引きの写真しかありませんが、黒豆がたっぷり入っているのは分かると思います。

黒豆寒天よせ

こちらが黒豆寒天よせの中の丹波篠山市産の黒豆ですが、つやっつやです。

黒豆はふっくら柔らかでおいしいです。

黒豆茶ぜりぃに比べてると甘さもしっかりしているので、和菓子感はUPします。

私はこの黒豆寒天よせを、黒豆茶ぜりぃと同様に器にそのままひっくり返して入れて食べたのですが、ホームページの紹介ページでは崩して盛られていました。

確かにこんなに黒豆がたくさん入っていたら、崩しても満遍なく、黒豆と寒天を口に運ぶことができそうです。

黒豆寒天よせの黒豆

京都 菓子司 寛永堂の公式オンラインショップはこちらから

まとめ

今回初めて、京都 菓子司 寛永堂の和菓子を食べてみたのですが、どれもシンプルながら後を引くようなおいしさでした。

最中にお饅頭、寒天とたくさん食べたにもかかわらず、まだいろいろな種類があるんだよなと、既に他のお菓子にも興味がでてきています💦

今まで食べたことがないという観点からだと、黒豆茶ぜりぃが特に印象に残りました。

そしてこちらを食べたことにより、黒豆茶もぜひ飲んでみたいなと思わされました。

黒豆茶ぜりぃと冷たい緑茶

【伊藤久右衛門】夏の和菓子をいろいろ食べてみた記事はこちらから

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